新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、昨年はコロナ禍の年となってしましまた。年明けからの第6波に続き、夏の第7波、そして11月からの第8波と感染が拡大いたしました。それに加え2月24日には、ロシアによるウクライナ侵攻が開始され、両国間の戦争が続いております。
世界が新型コロナウイルスのパンデミックとたたかっている最中に、安保理理事国の大国が一方的に武力もって隣国を侵略する事態が21世紀に起こってしまいました。そして、この戦争を一因とした世界的な燃料・食料価格の高騰がもたらされ、日本においても輸入物資の高騰に伴う物価上昇が顕著になって参りました。
この様な中、地域の旅客鉄道、貨物鉄道に携わる私どもも、昨年は、輸送量の減少や燃料高騰により苦しめられるとともに、3月に発生した震度6弱の地震により、当協会会員である阿武隈急行が甚大な被害を受け、全面運転再開までに3か月以上を要しました。また、8月には、大雨被害により秋田内陸縦貫鉄道の阿仁合~鷹巣間が運休し、12月12日の全面運転再開までに4か月を要しております。
以上のとおり、昨年は私ども地域の旅客鉄道、貨物鉄道にとって、総じて苦難続きの年であったと思いますが、一方で、昨年後半からの全国旅行支援、出入国規制の緩和により、旅行客や訪日外国人の回復の傾向が年末になって顕著になって参りました。
本年は、新型コロナやロシアとウクライナの戦争が収まり、物価が安定し、地域経済が盛り上がりを見せ、地方部の定住人口の減少に歯止めがかかり、自然災害が少なく、人々が安心して国内・国外旅行を楽しむことができ、そして鉄道による旅客・貨物の輸送が円滑に行われる。そんな年であってほしいものと思います。
いずれにいたしましても、私ども鉄道輸送に携わる者としては、旅客や物資の安心・安全な輸送が一丁目一番地です。本年も気を緩めることなく努めて参りたいと思います。
結びに、今年が皆様にとりまして光明の年と成りますことを祈念申し上げますと共に、東北鉄道協会、東北の地域鉄道に対しまして、一層のご支援とご協力を賜ります様お願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和5年 元旦
東北鉄道協会会長 澤田 長二郎
協会名 | 東北鉄道協会 |
所在地 | 〒983-0841 宮城県仙台市宮城野区原町一丁目2-1(仁木ビル2F)Google Mapで見る |
業務 |
鉄道事業経営に関する調査、研究 共同利益についての協力 会員相互の技術力共有 官公庁に対する請願・陳情 事業経営資料の頒布 会員相互の親睦・意見交換 |
TEL | 022-291-9787 |
発足 | 昭和22年9月28日 |
会員 | 19社 |
鉄道事業使命達成のため、事業の健全な発達、共同利益の増進、会員相互の親交。
会長 |
津軽鉄道㈱代表取締役社長 澤田 長二郎 |
副会長 |
会津鉄道㈱代表取締役社長 鈴木 重敏 |
岩手開発鉄道㈱代表取締役社長 岡田 真一 |
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専務理事 |
東北鉄道協会事務局長 髙橋 浩也 |
理事 |
八戸臨海鉄道㈱代表取締役社長 秋野 貴司 |
秋田内陸縦貫鉄道㈱代表取締役社長 吉田 裕幸 |
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阿武隈急行㈱代表取締役社長 菅原 久吉 |
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監事 |
仙台臨海鉄道㈱代表取締役社長 但野 新二 |
山形鉄道㈱専務取締役 押切 榮 |
(順不同)
津軽鉄道(株)、弘南鉄道(株)、青い森鉄道(株)、(一財)青函トンネ記念館、八戸臨海鉄道(株)、三陸鉄道(株)、IGRいわて銀河鉄道(株)、岩手開発鉄道(株)、仙台市交通局、仙台空港鉄道(株)、仙台臨海鉄道(株)、秋田内陸縦貫鉄道(株)、由利高原鉄道(株)、山形鉄道(株)、阿武隈急行(株)、福島交通(株)、会津鉄道(株)、福島臨海鉄道(株)、道南いさりび鉄道(株)