協会のご案内

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、多くの皆さまから温かいご理解とご支援を賜りましたことを、心より御礼申し上げます。

 

令和7年は、東北の地域鉄道にとって、自然災害とのたたかいを強いられる一年となりました。秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道では、豪雨により土砂流入、法面崩壊及び河川氾濫による浸水被害が発生しました。一昨年も7月と9月の豪雨により、土砂流出や河川氾濫による冠水、路肩洗掘などの被害を受け、運休を余儀なくされたところであり、2年続けての被災となりました。懸命な復旧対応により運行再開を果たしましたが、豪雨や地震など自然災害の脅威に対する地域鉄道の脆弱性が、改めて浮き彫りとなりました。また、秋田内陸縦貫鉄道では12月、北秋田市阿仁荒瀬~萱草間において倒木衝突による脱線事故が発生し、運転士が負傷、全線運休を余儀なくされました。この事故は、全国的に「鉄道沿線の倒木対策」を共有すべき課題として認識する契機ともなりました。

 

一方で、各地では沿線自治体、住民、そして東北鉄道協会会員事業者による、地域鉄道を支える多様な取り組みが進められました。青森県では「ローカル鉄道連携会議」が設立され、青い森鉄道・弘南鉄道・津軽鉄道と沿線自治体が一体となり、安全輸送や利用促進に向けた新たな枠組みが始動しました。山形県置賜地域では、豪雨災害で不通となった米坂線の復旧を最重要課題としつつ、開業100周年記念事業やフラワー長井線まつりなど、沿線活性化に向けた取り組みが継続されました。

 

東北鉄道協会としても、令和7年度は多様な活動を展開いたしました。会員社局員の技術向上と継承を図るため、日常業務における技術分野の疑問を持ち寄り検討する「相談会」、鉄道保線・指導運転士・トレインアテンダントのスキルアップ研修、事故時・異常時対応訓練等を実施いたしました。また、鉄道利用促進に向けた「旅行会社との商談会」、東北・道南エリア版「鉄印帳」、さらには「貨物鉄道の意見交換会」などを開催するとともに、「東北地区鉄道フェスティバル」等の各種イベントにも積極的に参画いたしました。

 

地域鉄道を取り巻く環境は依然として厳しく、沿線人口減少に伴う利用者減、自然災害リスクの増加、燃料費や資材の高騰、運転士や技術者の不足など、多くの課題を抱えている状況です。

 

こうした状況の中で、本年度も当協会は、会員事業者間の相互理解と情報共有を強化し、国、自治体、関係機関との連携を深めながら、会員事業者が進める安全対策、人材育成・確保、輸送量増加に関する取り組みを引き続き積極的に支援してまいります。

 また、本年は東日本大震災の発災から15年を迎えることから、これまで復旧・復興をご支援いただいた皆様への感謝を胸に、多くのお客様に復興が進む「新しい東北」へ訪れていただけるよう取り組んで参ります。

 

結びに、本年も東北鉄道協会会員事業者は、沿線の皆さまの日常を支え、観光や交流を育み、「地域の誇り」であり続けるよう努力してまいります。引き続き、東北鉄道協会並びに会員事業者へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

そして、今年が皆様にとりましてすばらしい一年となりますことを祈念申し上げ、私からの新年のご挨拶とさせていただきます。

 

                              令和8年 元旦 

 

                      東北鉄道協会 会長(三陸鉄道㈱社長) 石川 義晃

概要

協会名 東北鉄道協会
所在地 〒983-0841 宮城県仙台市宮城野区原町一丁目2-1(仁木ビル2F)
業務

鉄道事業経営に関する調査、研究

共同利益についての協力

会員相互の技術力共有

 官公庁に対する請願・陳情

事業経営資料の頒布

会員相互の親睦・意見交換

TEL 022-291-9787 
発足 昭和22年9月28日
会員 19社

設立目的

鉄道事業使命達成のため、事業の健全な発達、共同利益の増進、会員相互の親交。

 

現体制

 注:令和7年度6月期定時総会(令和7年6月6日開催)にて決定。

組織図

会員

(順不同)
津軽鉄道(株)、弘南鉄道(株)、青い森鉄道(株)、(一財)青函トンネ記念館、八戸臨海鉄道(株)、三陸鉄道(株)、IGRいわて銀河鉄道(株)、岩手開発鉄道(株)、仙台市交通局、仙台空港鉄道(株)、仙台臨海鉄道(株)、秋田内陸縦貫鉄道(株)、由利高原鉄道(株)、山形鉄道(株)、阿武隈急行(株)、福島交通(株)、会津鉄道(株)、福島臨海鉄道(株)、道南いさりび鉄道(株)