三陸鉄道は6月24日(火)、「異常時運転取扱訓練会」を実施しました。訓練は、踏切内で動けなくなったトラクターと列車が衝突し、乗客15名の内5名がケガ、トラクターは線路外に突き飛ばされたがトラクターの運転手は無事との想定で行われ、
①踏切事故発生時の運転士と運転指令との連絡体制
②乗客のけが人の有無の確認、車両の状態確認に対する運転士の対応
③運転指令の警察への110番通報、消防への119番通報、関係各所への連絡・通報及び関係列車抑止手配
④運行本部及び施設本部の緊急自動車の出動
⑤現地責任者の対応
を訓練項目として実施されました。
訓練には、三陸鉄道から石川社長以下41名、宮古警察署の皆さん及び八戸臨海鉄道(2名)、IGRいわて銀河鉄道(1名)、岩手開発鉄道(3名)、仙台空港鉄道(3名)及び会津鉄道(2名)の皆さんが参加しました。
三陸鉄道では2019年のJR山田線の移管で、踏切数がそれまでの3か所から52か所に急増したことあり、三陸鉄道の皆さんは真剣に取り組んでいました。他の鉄道会社から参加した皆さんにとっても、自社の訓練実施において大変参考になったものと思います。
なお、三陸鉄道では、社員全員を訓練に参加させるため、6月30日及び7月1日も同訓練を実施する予定です。